【進路・受験の悩み回答】独立・起業を志望しています。高校時代に身につけておけばよかったと思うことは?

高校時代から独立・起業志向が明確にある、ということは素晴らしいことです。

もちろん、これまでの体験・人生経験そのものからの総合的判断に基づくものでしょうけど、
高校生の時にそこまで意識していることには感銘を覚えるものです。

起業して事業を手がける上で、高校時代にやっておけば(身につけておけば)
良かった、と思うことがあります?

【匿名希望】

秋田秀一秋田秀一
人によっては、会社についての知識、マーケティングの知識、さらには
コミュニケーション能力などを指摘する人もいるかも知れません。

でも、高校時代にすぐさま事業開始して、同時に会社設立して、
さらにマーケティング・販売促進等について頑張る、という
ライフスタイルでない限りは、無理だと思います。

普通は、好むと好まざるとにかかわらず、受験のための勉強や
毎期ごとの試験・テストなどが毎日毎日迫ってくるものです。

そんな通常の日々の生活をしながら、さらに時間をみつけて将来の起業のための
何かしらの勉強なり、自分への投資をするとなると・・・

ほんと大変だと思います。

今回は、私の独立・起業体験から、そういったことを意識した時に、しかも
若い時から心掛けていたらきっと役に立つのでは、というポイントをお話したいと思います。



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高校を卒業してすぐに独立・起業したいなら『行動』のための準備が必要ですが、大学卒業後などの将来のための準備・心構えなら、好きなこと・嫌いなことと、自分の興味・スキル・資質・能力などの棚卸をしてみる、というコトで十分!

まあ、極端な話、アスリートも(いわば)個人事業主的な一面がありますが、
ここでは純粋に事業を起こしての社長になる、ということで進めたいと思います。

いちばんのお薦めポイントは、『思考』のくせを少し意識して変える、ということです。
(普通の人よりも、これまでの自分の人生での自分自身の発想よりも、変える)

まずは、思考・発想のくせを変えるといったことに、それこそ『ちょっとだけでも』
心掛けるだけでいいことだと思っています。

そんな心掛けが、これからの素晴らしい人生の礎(いしずえ)になるのではないでしょうか。

なぜなら・・・

お客さまがあっての事業です。お客さまの思考と、売りたい側の思考では独りよがりの発想になることすら起こりえるから!

世の中のたくさんお客さま(消費者)から、こんな商品をつくって欲しい、という声があがれば
あとは、つくりさえすればいいことになります。

(お客さまが)欲しいものを、目の前に提案・提供してあげれば、たぶんにバンバン売れます。

でも、大量消費・大量生産の高度経済成長期ならですが、いまやモノがあふれかえっている時代です。
お客さま(消費者)が、自分で欲しいものすらわからなくなっているような時代です。

さらには、ヒット商品のライフサイクルが短くなっているのもあります。
(もちろん、ロングセラーと呼ばれるものもちゃんと存在していますが)

つまり、自分の側の発想だけでは(自己満足になってしまう、とまでは言いませんが)
お客さまの表面的なニーズや、裏側のニーズ、さらに隠されたウォンツ、といった
ものまでは理解できないことが起こりえる時代になっているのです。

秋田秀一秋田秀一

ですから、世の中のいろんなニュースや情報に触れる時、触れた時に

なぜこの商品がヒットしたのか?
この商品のヒットのかげで不利益をこうむった商品があるものか?
そこからの波及効果で、笑顔の人と泣いている人がいるものだろうか?

といったことを、発想の転換ではありませんが意図的に、
意識して思考を向けることができるように努めることが大切です。

  • ネットが登場して紙媒体の広告がすたれたように
  • アマゾンが登場して街の本屋がなくなったように
  • 5年、10年であっという間に世の中は変わるからです。

世の中の主流・非主流が簡単に変わってしまう、という時代なのです。

昔は高度経済成長期、今は(少子高齢化による)低成長期。いや、もっとシビアかも知れない。

赤ちゃん・人口動態イメージ画像

私と同じような世代は、日本全国で1学年160万人、170万人いました。

終戦後に兵隊さんが日本に引き揚げてきて、そこから家庭を持って赤ちゃんが
たくさんたくさん生まれてきた時、団塊の世代は1学年が200万人を超えていました。

今、どのくらいだと思いますか?
毎年毎年、生まれてくる赤ちゃんの数(人数)です。

毎年結婚をするカップルが約60万組です。
離婚するカップルが約30万組。

毎年生まれてくる赤ちゃんの人数は約90万人台です。
とうとう100万人を割り込んだのです。

小学1年生向けのランドセルが、年間160万個売れていたのが・・・
今では、約90万個です。

小学生や幼児向けの学習雑誌が相次いで廃刊になったりもしました。

小児科、産婦人科よりも今では・・・お年寄りのために・・・
眼科、整形外科、人工透析など循環器科などの方が、患者さん(お客さま)が
期待できる時代なのです。

シビアですが、冠婚葬祭も同じです。
昔は年間100万~110万組が結婚していました。

それが、今や年間60万組を割り込んでいるようです。

半分です。
半減です。

結婚式場よりも、葬祭場の方が『需要がある』のです。

※今では、地方都市などだと・・・亡くなられた方の火葬場の順番待ちがあって
すぐに葬式ができない、火葬できない、という問題も表面化してきています。

その葬祭場も、冠婚葬祭ビジネスの『葬祭』もこれからずっと安泰だ、
ということではありません。

すぐにピークがきてしまいます。

何といっても、日本の人口がピーク1億3,000万人から
やがて・・・

8,500万人になる(2050年頃)という予測もあるのです。

あなたが事業を起こそうとする時は

ですから、あなたが意図している事業のスタート時点から以降の日本が、世界が、
どんな風になっているか、なっていくものだろうか、ということを常に意識するように
(今から)心掛けることを強く強くお薦めいたします。

独立・起業志向の人へのまとめ・いちばんのポイントは、なぜ? なぜ? なぜ? 裏は? 反対は?

具体的に来年、○○の製造販売で起業する、というのであれば別ですが・・・

これから方向性を詰めていく過程において、将来は起業したい、というのであれば
心構え的なものをアドバイスさせていただくのがいちばんだと思っています。

日々のできごと、出会い、感じたこと、気づいたこと、考えたこと・・・すべてが勉強材料です。

目の前のできごと等に対して、このできごとが(今の)自分に教えようとしていることは
何だろうか? と思う『くせ』をつけてください。

そして気づいたことがあったら、ぜひ記録に残しておいてください。
ちょっとしたメモでかまいません。

前述したように、違う発想・裏の発想・切り口を変えてみる、といったことを
ぜひ意識するようにしてください。

それだけで、あなたの準備期間としては十分だと思います。

そんなあなたですから、自分自身の棚卸は自然にできてくると思われます。

時間がある時に、将来への事業・起業に思いをはせる時に、今の自分についても
自然に、客観的に振り返ることができてしまうはずです。

それで(今のうちは)OKです。

自分が、今、好きなもの・嫌いもの、得意なもの・不得手なもの、長続きするもの・しないもの、
興味があるもの、避けたいもの、喜びを感じるもの、人に喜んでもらえた体験、などを
振り返って記録する(メモする)だけで十分です。

そして、違う切り口での発想ができるようにすることを心掛ける、ということで十分です。

機が熟せば、準備ができた時に、
必要な人と、必要な出来事と、必要なチャンスに(きっと・必ず)巡りあえるはずですから。



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